東京五輪が待ち遠しくなる北見方のトラテープ
週末になると少年サッカーで賑わう。北見方サッカーグラウンド。要するに河川敷だ。
早朝はそんなに人も多くないし、冬にも入ったことで寂しいような悲しいような。でも、河川敷ってそんな場所だ。いろんな顔があるから飽きない。
現地はここらへんです
二子橋を渡り土手沿いを左へ進むと、そこには河川敷だ。
トラロープはご存知だろうか
建築中の建物や工事をしている現場には『関係者以外立ち入り禁止』という、境界を引くものがある。「関係者はここに入っていいけど、関係のない方は入っちゃだめー」と、 こんな砕けた言い回しはないだろうけど、これくらい緩い感じだと気が引き締まらない。でも、その注意喚起を黄色と黒色の二色でアピールするものがトラロープだ。
いや、もっと簡単に言うと虎色のロープをトラロープという。
トラテープというのもある
そのトラロープのテープ版がトラテープである。
テープには『立入禁止』と記されている。その文字通り入ってはいけないのである。
しかし、どうだろう。多国籍が入り組んでいるこの日本で『立入禁止』と読める人は少ないものだ。ここは高津区北見方だ。
日本の立入禁止
日本の立入禁止である。入ってはならない。
座って入ればいいんだろー、って思ってはいけない。冗談はよし子ちゃんである。
中国の立入禁止
中国語のほうが意味が入りやすいかもしれない。
禁止だよ、入るの内側にって読める。このほうが日本語の『立入禁止』よりも禁止の度合いが強い気がする。
私は中国語はまったくわからないが、中国に旅行すると意味がわかる文字が多くて、意外といけるもんだ、と聞いたことがある。確かにそうかもしれない。
ちなみ私が知っている中国語は「オーアイニー」だ。学生時代のアルバイトをしていた居酒屋の中国人スタッフから教えてもらった言葉だ。意味はググってほしい。
韓国語の立入禁止、たぶん
韓国旅行でガイドにハングルの即席レッスンを受けたことがあるが、まったく聞く耳を持たずにいたことを後悔している。だいたい日本語で通じてしまう国だったので、とにかくチャミスルのことしか考えていなかった。
とにかくこの文字は入っていけないのである。
日米韓中が手を取り合って立入禁止
ピースフルな写真になった。
4カ国が手を取り合って『立入禁止』をしている。「私たちが手を繋いで守る」と、固い結束力が伝わる。
そうか、これは東京オリンピックに向けて、近隣国・同盟国が2020年に向けてのメッセージだ。
なぜだろう、感極まってしまう。泣いていないけど。
ここは高津区北見方だ。ここからも東京オリンピックの開催を祝おうではないか。