多摩川に井戸があるのをご存知だろうか
井戸って見るとテンションが上がる。井戸を見つけると「井戸だ!」と、必ず言う。別に言葉にしなくてもわかっているのについつい「井戸だ!」って言わせる井戸って魅力的だ。
というのも、私は井戸に触れる機会が少ない世代だ。いや、世代というよりは育った場所に井戸がなかったからなのか。だから井戸を見つけると嬉しい。
本日はそんな井戸の記事。
現地はここらへんです
犬にバフされた
この写真を撮影している時だ。私の背後ではちょうど柴犬が飼い主からリードを解き放たれて駆け回っているのだ。
その柴犬は私を見るなりピタッと静止する。
そうか、私と遊びたいのだな。我が家にも犬がいるので、犬の可愛がり方は得意だぞ。
腰を落として、「ん?」の準備をする。
この「ん?」という表情は人間に対して見せると、あまりにも臭い顔なので犬にしか見せない顔である。
「ん?」を使う時のポイントは目を少し大きく開け、顎を上へ軽く突き出すのだ。
「ん?」と発しながら上記の動きをすると私の伝えたい犬にもってこいの「ん?」顔になるのだ。
話を戻そう。
静止してじっと私を見ている柴犬にとびっきりの「ん?」を披露して見つめ返す。
「バフッ!!」
それは、中川家の兄ちゃんが吠えるのを途中でやめるやつじゃないか。
そのまま柴犬は飼い主の元へ戻る。
「ん?」のやり損だった。
本日は井戸の話だ
そう、この多摩川にも井戸があるのだ。
存在は耳にしていたのだが、見るのは今回が初めて。多摩川はすぐ側にある。わざわざ河川敷に井戸を掘るってどうしてなんだろう。
地理からの考察
この写真の先には砧下浄水所がある。取水塔がこの井戸と浄水所の間、土手に存在しているのは把握している。
あくまでも予想だが砧下浄水所からの水がここの井戸にまで流れているのではないのか。
この予想においては何一つの根拠が無い。私の予想である。予想はそれっぽく書くと真実に聞こえてくることもある。
そして私は浄水所が何の役割を果たしているのかも知らない。
取水塔っていう言葉からは葛飾ラプソディーしか思い浮かばない。
私は何も知らないのである。
わかることもある
やっぱり井戸だ。井戸はいいなー。
水を出すための棒、支点・力点・作用点の具合がいいなー。
手作り感のあるタイル張り。
のめません。
ここまで主張すれば飲まない。これは飲用水ではない。
それぐらいは私にもわかることだ。
めません。
めない。これはめないのだ。
この井戸は『のめません』と『めません』から出来ていることがわかる。情報力は大事だ。これぐらいなら私にもわかる。
井戸の小川の先に何があるのか
井戸から放水した水は小川になっている。小川の先には何があるのかはわからない。
私は足が痛くなってしまい、何があるのかを調べるのを面倒になってしまったからである。放棄したのだ!
多摩川の水の流れに逆らうように作られた井戸の小川。同じ方向に水が流れていないと少し気持ちが悪い。
深いとこまで掘り下げて考えてしまう、井戸だけに。
なんだこれ。
子供との遊び場におすすめ。